2016年12月14日水曜日

用例採取: 不定冠詞 + 形容詞 + 固有名詞のパターン


When a sleepy Marc Dubois walked into the cockpit of his own aeroplane, he was confronted with a scene of confusion. The plane was shaking so violently that it was hard to read the instruments.パイロットのマルク・デュボアが寝ぼけ頭で搭乗中の飛行機のコックピットに入ると,わけのわからない情景が目に飛び込んできた.機体が激しく揺れていて,計器を読むこともままならない.
(Tim Harford, Messy)  
"a sleepy Marc Dubois" で,直訳すれば「a-眠いマルク・デュボア」となる.これとかこれの仲間.

1 件のコメント:

  1.  この「a」は個体性を表し、実体の出現を示唆するという三浦陽一稿「冠詞の分類について」の説明が適切かと考えます。
     http://jairo.nii.ac.jp/0156/00002721/en

     日本語の格助詞「が」に相当する概念を表しており、アンドレ・マルティネの「二重分節」論の誤りを示すものと言えます。 
     「寝ぼけ眼のマルク・デュボアが」というところでしょうか。
     ちなみに、「the」は、特殊・普遍の認識を表すといえます。■

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